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2011年08月25日

喜びの喪失とは、今まで楽しんでいたことが楽しめず・・・


「抑うつ症状」と「興味、喜びの喪失」という二つの主要症状を基本に診断される気分障害の一種であるうつ病は、「うつ」と呼ばれ最近耳にすることが多くなりました。

抑うつ気分の説明としては、気の落ち込み、何をしても気が晴れないなどといった状況で、さらに自分の価値が見出すことができないという理由で自殺念慮に発展しかねません。

気力の低下、判断力の低下にも至る、興味、喜びの喪失というもう一つの主要うつ症状では、従来楽しんでいたことも楽しめなくなり、感覚の麻痺が見られます。

うつには精神的症状のほかにも身体的症状というものがあり、食欲、体重、睡眠、身体的活動の大幅な減少や増加が挙げられます。



今まで心の病気としてとらえられてきたうつですが、最近の研究では脳の病気と考えられるようになり、脳に不足している脳内物質の分泌を促進させる薬物療法が主流になっています。

うつにも、自殺を企図するなど生命にかかわるほどの重症例もあれば、あまり支障なく生活が送れるほどの軽症例もあり、それぞれ適切な対応が迫られます。

心因性うつ病と内因性うつ病とは、前者が心理的葛藤に起因するもので後者が心理的葛藤に起因しないものであり、同じうつ病であってもそれぞれ治療方法が異なります。

内因性うつ病の場合、一般の病気と同じく、医師の説明と患者の納得により、無理せず薬を飲みながら静養して回復を待つことが重要です。



病気が内因性か心因性かという医師の判断も難しい場合が多々ありますが、心因性うつ病の場合は原因となっている葛藤の解決、または葛藤状況から離れるよう対応がなされます。

内因性うつ病の患者に対し、しばしば「甘えるな」とか「頑張れ」という声をかける人がいますが、気持ちの持ちようや努力で回復できないのがこの病状です。

自分ではどうすることもできない病気がうつ病であり、従って自力回復を期待するような言葉をかけることは、返って患者の症状を悪化させることになりかねません。

どのような場合でも、うつ病には患者のみならず家族や周りの人の理解と協力は不可欠であり、供に焦らず気長に患者の回復を待つことが望まれます
















Posted by はまはまちゃんと at 18:39

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