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2009年05月04日

帯下の色と異常について

婦人科の病気の初期症状のひとつに、「帯下(たいげ)」があります。帯下とは「おりもの」のことで、それ自体は健康な女性でもあります(量はさまざまです)。ただし、その性状(色、匂い、粘性)の異常によって、子宮がんや膣炎など、さまざまな病気が考えられます。
白あるいは薄い黄色で、のり状かクリーム状が正常な帯下と考えられますから、黄色や茶褐色、膿状、腐敗臭が伴うものはやはり異常といえるでしょう。

黄色の帯下(膿状帯下)は、膿球や細菌が多量に混入したものです。まず疑われるのは、炎症をともなう膣部びらんや頸管ポリープ、老人性膣炎の可能性です。また、悪臭(独特の腐敗臭)を伴う場合には、膣がんや子宮がんがある程度進行している可能性があります。

茶褐色の帯下(血性帯下)は、帯下に血が混じっていると考えられます。不正性器出血(ふせいせいきしゅっけつ)の可能性が疑われます。不正性器出血は、さまざまな婦人科の病気の初期症状として現れますので注意が必要です。帯下が茶褐色で、悪臭を伴うときには、膣がん、子宮がん、子宮肉腫(しきゅうにくしゅ)、絨毛上皮腫(じゅうもうじょうひしゅ)、卵管がん(らんかんがん)など、重篤な病気が隠れており、しかもある程度進行している可能性が高いことから、ただちに専門医(婦人科)の診察を受けてください。

また、白色で色としては異常がなくても、その量が異常に多い場合(排卵時を除いて)は、やはり何らかの病気が疑われます。



Posted by はまはまちゃんと at 18:47

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