2009年11月20日
お店の既製品を定価で購入するより楽しいと利用する人も
扱われるものが美術絵画品や骨董品など特定の階級層にしか手の届かないものと思われるものが主として取引されるゆえ、かつてのオークションは限定的なイメージを持つものでした。
しかしオークションはここに来て庶民の身近な存在となったのは、インターネットオークションの誕生をきっかけに多くの人がネット上で取引に参加できるようになったからです。
会場に行かずとも自宅にいながらオークションに参加できる上、さまざまなジャンルの品が興味深い価格で取引されるため、多くの人に親しまれるようになりました。
新品なのに不必要だけれど捨てるにはもったいないというときがインターネットオークションの活用時であり、買い手をすぐに見つけお金まで頂くことができます。
市販では見つけることのできない絶版品やコレクターしか持っていないような限定品を見つけることができるのも、インターネットオークションの魅力です。
さらに、ネットショッピングの感覚でオークションに参加し、わざわざ何件もお店を回り歩くことなくお目当ての品を見つけて入札することができます。
このような人気上昇中のインターネットオークションですが、売り手と直接交渉する手間が省ける分、顔の見えない売り手の信頼性を見極めることが難しいところが難点です。
商品を送らず代金だけ受け取ったところで姿を消す詐欺罪が横行するのは、身元を明かさなくてよいインターネットオークションならではの犯罪です。
インターネットオークションで開示せざる終えない個人情報がしっかり保護されず、カード情報や氏名住所がネット上に漏洩し悪用されることもあります。
簡単にアクセスすることができ、セキュリティー・チェックも煩わしくないゆえ、知らない内に犯罪に巻き込まれていると言うケースが少なくないのが、インターネットオークションです。
オークションでは自然と商品だけに目が行きがちですが、出品者の評判を始めとしたいろいろな情報を入手することで、身元が確かであるか判断する必要があります。
利用者の注意によって犯罪被害を減少させ、画期的な全員参加型であるインターネットオークションを発展させることができるよう、努めていきましょう。