2010年05月24日
今は結婚≠退社という図式の方が多くなりました
以前は、結婚を期に退職する女性が多かったですが、最近は、結婚後も働き続ける女性が随分増えました。
けれども、妊娠、出産を迎えると、働き続けるのが難しくなり、仕事を辞めてしまう女性も少なくありません。
子供が成長するにつれ、教育費は増大、自分の服を買うことさえままなりません。生活を潤いのあるものにするため、子供が幼稚園や保育園に入ると、再就職について考え始めます。
彼女たちが目指すものは、ずばりパート労働者。
求人情報の中から、パート可の文字を探し、働く条件の良いパートの仕事を見つけようとします。
「時給700円のパートなんてナンセンス!でも時給800円のパートなんて変な仕事ばかり。時給750円のパートなら、まあマトモかな。」みたいな感じで、少しでも割のいいパートを探すのです。
でも、何故、彼女たちはパートで働くことしか考えないのでしょう。フルタイムで働くことを考えないのでしょうか。こちらの方がパートで働くより、お給料は高いし、福利厚生の恩恵を受けられます。けれども子どもを持つ女性は、パートで働くことを望みます。
と言うよりも、パートでしか働けないのが、今の日本の現状です。子育て中の母親は、子供の病気、授業参観等で、仕事を休まなくてはいけない時が多いです。フルタイムで働いていたら、仕事を休むのは大変ですが、パートなら気軽に休めるし、パートなら、子供が学校へ行っている間だけ働くということもできるのです。
でも、このパートならっていう考えてしまうのは止めた方がいいと思います。そうでないと、社会の中で、パート労働者の位が下がってしまうし、パートとして働いている女性たちを卑下する考えに思えます。
正社員と同等の仕事を立派にこなしているのに、安いお給料に甘んじ、正社員からのバカにしたような態度を我慢している女性がたくさんいるのは事実です。
パートで働いている、たくさんの日本の女性たち。その彼女たちが消えてしまったら、どうなるのでしょう。たかがパートと言われながらも、数多くの女性がコンビニやファミレスで一生懸命働いているんです。
パートタイマーなりに懸命に働いている女性たちのために、パートでも正社員と同じように働いている女性たちのために、パートタイマーの賃金が上がり、パート勤めでも正社員と同等のお給料が貰えるように、パートだからとバカにされることがないように、企業意識が変わることを願いたいです。