2010年08月18日
友達じゃ無くて番号を交換しただけの単なる顔見知りじゃ無いの?
人間とは一人で生まれて来て、死ぬ時もまた一人ぼっちなんだよとよく言いますよね。まさにその通りだと思います。一人で生まれて、一人で死んで行く、そういう運命なんですよね。
世界には60億もの人がいて、皆はたくさんの人間関係を築いているのに、自分だけは孤独で、誰からも理解されてないなんて思い込んで落ち込んだりもしたりして。
友達が少なかったり全くいなかったり、物凄くたくさんいたりなんて。でもその中で「友達」って呼べるほどの人なのか単なる知人なのかその境界線が不明慮だったりで。友達がたくさんいるって人がよく自慢してるけど、それって単なる「顔見知りじゃ無いの?」なんて思ったり。
いろんな出会いの中で、私にかけがえのない友達を呼べる友人が出来ました。中学時代からの友達でもう20年以上の付き合いになります。
クラスが同じ時って一緒に居る時間が長いから仲良しでいるんですけど、さて、クラス替えになるとまた違う友達と一緒にいる時間が多くなって前の友達とは遊ばなくなってしまうんですよねぇ。
でもその親友と呼べる人達とはクラス替えの後もお互いのクラスを行き来したり、またその中から友達が増えたりと、凄く良い関係を保つことが出来ました。私には本当に居心地の良い人間関係であったと今でも思います。お互いを切磋琢磨しあい、進むべき道こそ違えども将来の夢を語り合ったりと充実した学生時代になりました。
でも私も社会で働く年齢となり、会社に就職しました。上下関係という全く新しい人間関係です。年齢もバラバラだし目上どころか上司です。学生時代のバラ色の人間関係で過ごして来たのとでは大違いの中で大半の時間を過ごして行く事になりました。
会社ではもうそれこそたくさんの方々と出会いました。何百とあるお客さんとの出会い、その中でトンでもない事を言い出すお客さんなんて大変でした。でもそんなお客さんでもなんとか説得出来たり、こちらの融通を通して貰えたりするととても充実した気分になれましたね。人間同士、話せば分かり合える!とこれまた勉強にもなりました。
自分のミスで上司に怒られたり、不注意な自分に嫌気が差すこともあったりでしたけど、同僚や先輩が「大丈夫、大丈夫!」と声を掛けてくれるだけで「よし、次こそは頑張るぞー!」って単純に思えました。本当に人の優しさって勇気やチカラをくれるから不思議です。
いろんな出会いの中で価値観も変わり、この世界がたくさんの人との繋がりで出来ているのだと思えるようになりました。支えあって助け合う、それが人間関係なのだと言うのを学んだように思います。
自分がして貰って嬉しかった事、されて嫌だった事、人間関係の築き上げて行く中でいろいろと学ぶことが出来たように思います。そしてその学んだことが他者への思いやりになればいいな、と思います。
人間関係ってその深さにもよりますが、とても面倒な時もありますよね。面倒だからと言って全てを排除して生きて行く事は出来ません。そこから何かを学び、それはまた誰かに与える事が出来るならそんな素敵な事は無いですよね。大切な人間関係、これからも大事に築いて行きたいですよね。