2011年08月11日
猫の爪とぎによって、壁や柱などをぼろぼろに傷つけられてしまう
猫の好きな人なら、家でそれを飼ってみたいと思わない人はいないでしょう。けれど、そうした時、困ることもでてきます。そのひとつとして、猫の爪とぎがあります。それによって家の中がどこもかしこもボロボロに傷つけられたりしてしまうからです。
しかし、爪とぎは猫の基本的な習性なので、これをやめさせるのではなく、どうしたらその被害を少なくすることができるのか、その対策を考えていく必要があります。
そうした対策のひとつとして、例えば猫に専用の爪とぎ器を与えてやるということが考えられます。市販のものとしても、段ボールや、麻布などでできたそうしたものがあるので利用するとよいでしょう。
とはいっても、猫がその爪とぎ器を利用しなかったりすることもあります。そうした時には、その設置場所や、高さなどを見直してみる必要もあります。
猫にとっては、自分の存在感を示せる、マーキング的な場所というのが意味を持ってきます。そこで、それを置くとしたら、そうしたいつも猫が通っている目立った場所がよいのです。
そして、その爪とぎ器を設置する高さですが、それは猫の好みによっていろいろと変わってきます。というのも、上体を起こした姿勢を好むものもいれば、地面を掻くような水平な姿勢を好むものもいるからです。
そしてまた、猫がその爪とぎ器をより利用したがるようにするのもよいでしょう。それには猫の好きな匂いであるマタタビをふりかけたり、染み込ませたりしておくと効果があります。
さらには、対策の二つ目としては、家のなかの傷つけられそうなところをあらかじめ覆ってしまうということです。それには例えば、プラスチック板や、アルミホイール、滑りやすい布などを利用すると良いでしょう。
それから、猫はよく酢の匂いや、柑橘系の匂いを嫌うということが言われています。そこで、三番目の対策としては、家の傷つけられたくないところにそうした匂いを吹きつけたり、塗りつけたりしておくとよいでしょう。
そして四番目としては、猫の爪をこまめに注意して、切っておくということがあげられます。さらには、その足を靴下のようなもので覆ってしまうというやり方もあります。
また五番目としては、猫への厳しい躾というものがあります。これには大きな音や声を立てたり、水鉄砲のようなもので驚かしたりすることで、猫に爪とぎをすべきでない場所を教え込んでたりすることができます。
爪とぎの対策として考えられるものは以上ですが、忘れてならないことは、爪とぎは猫にとって、欠かすことのできない習性であるということです。ですから、そのことを十分に考慮した上で、これらのことに対処していかなければならないのです。
腰痛が治る法