2011年09月21日
他にも諸説あり、どれが本当なのかはよく分かっていません
いまや老若男女、誰もが口にするラーメンは、日本の国民食と言ってもいいでしょう。麺の本場である中国でも、日本式ラーメンは人気があるようです。
日本において前身となるラーメンは、お馴染み水戸黄門様が日本で最初に食べたという説がありますが、その他にも諸説あるようで、実際の所ははっきりとは分かりません。
しかし、これらの説の中のラーメンは、現在のラーメンと比べても作られ方が異なるので、これは別の食べ物、と考えていいようです。
ラーメンといえば、そのスープや麺の好みは人それぞれですね。そしてそのご当地によってさまざまなバリエーションがあります。今や観光地にはかかせない名物の1つでしょう。
札幌ラーメン、喜多方ラーメン、博多ラーメンが日本の三大ラーメンと呼ばれています。そして、それぞれがその土地の特徴を出しており、人気があります
札幌ラーメンと言えば、やっぱり味噌味を思い起こしますよね。しかし、元々は醤油や塩のあっさり味だったのです。「味の三平」というラーメン屋によって考案された味噌ラーメンが大ヒットとなったおかげで、全国的に「札幌ラーメン=味噌味」という捉え方になったようです。
そして喜多方ラーメンですが、太めの縮れた平打ち麺がこのラーメンの特徴です。屋台の「支那そば」から市民層に広まり、3大ラーメンの1つとしても有名になりました。
そして3大ラーメンの残りの博多ラーメンは、細くて固めの白っぽい細麺に、これまた白っぽい豚骨スープが特徴です。また、麺の細さは、時間のない商人博多っ子のために茹で時間を短くするためと言われています。細いためにのびやすく、そのためにできたのが替え玉システムと言えるでしょう。
これら3大ラーメンが各地に広まり、その土地にあったさまざまなラーメンが作られていきます。東京だけでも「東京ラーメン」や「東京豚骨ラーメン」、「八王子ラーメン」などの流派ができているのです。
それでは、これら国民食の域を出て世界に羽ばたく日本のラーメンは、どのように人々の間に広まったのでしょう。
その1つとして、夜鳴きそば屋のように、リヤカーに調理器具を詰め込んで街を歩く屋台の影響が大きいようです。屋台が評判になり、ラーメン専門店として開店する人も多いようです。
メニューがラーメンのみ、というラーメン専門店では、特にスープにも力を入れているでしょう。そして現在では、人気ラーメン専門店の味に近いインスタントラーメンも登場するようになりました。塩分の撮り過ぎに注意しつつ、インスタントラーメンでご当地巡りをするのも一考ですよ。