2011年10月08日
面接はバブル絶頂期で高卒の私にも求人がわんさか来ておりました
面接と言えばあれはもう既に20年近く前の話になってしまうのが悲しいですが、私が求職活動しだしたのがバブルの絶頂期でした。高卒でしたけどバブルの波に乗り、求人案内は本当にたくさん来ておりました。
商業高校であったため、高校3年生にもなると、就職の為のシュミレーションが学校の授業として受けなければならないのです。
面接官をしてくれるのがなんと先生方なんで、お芝居ちっくで可笑しくて仕方ないのです。でも真面目に受け答えしないとイケナイにでちょい辛かった記憶がありますね。
面接のシュミレーションとは言え、本番そのものです。履歴書も用意してその内容も審査されます。名前、住所、趣味。書き方がきちんと出来ているか、字体がおかしく無いかとか。
シュミレーションでの質問で入社目的なんかはマニュアル通りに出来てるかのチェックなんですけど、趣味とか個人の質問になると先生方のやたら激しい突っ込みが出て来ます!
質問内容はいろいろありましたけど「あなたの履歴書に趣味は音楽鑑賞とありますね。具体的に何を聞いてるんですか?」とか聞いて来ます。1番目の人は「中森明菜とか聞いてます」とか答えてましたね・・・。
「中森明菜って音楽って呼んでいいのかー?」勿論音楽なんでしょうけど面接の応答でそれって有り?と思っていたら先生も「君ね、中森明菜と言うよりもクラッシックとかと言った方が面接官に印象が良いよ」と注意されてました。
なんとなく「これが嘘も方便か・・・」と思うような内容でしたけど、自分を売り込みに行く訳ですから多少の嘘はいいでしょう!あ、私の趣味は一応「読書」と書いてました。
ま、本当に趣味が読書で実は文学少女(?)だったのでカミユやサガン、夏目漱石などが好きで読んでいたので無難に返答出来ました。
そしてなんだかんだで早くも面接本番の日がやって来ました。私が希望した中小企業の会社ではおじいさんが面接をしてくれました。そのおじいさんは後から相談役だと知る事になるのですが。
「質問どんと来い!」と思いながら予想通りの質問内容に卒なく答える私。しかし趣味の項目では「読書」以外に書いた「料理」で質問が来たのは予想外でした!
「料理ですか??そうですね・・・鳥、鳥料理とかしますかね・・・」なんか変な会話になって来たなーと思いながら面接終了。「もうだめかも」と思っていたら翌日には採用決定の電話を貰いました。そしてその後19年もお世話になったのでした。(笑)