2011年11月03日
猫が排泄後に、自分の尻の周りを舐める
猫は普通、排泄行為をすると、その後その排泄物に砂をかけることで知られています。その理由としては、まずその排泄物の匂いから、獲物の動物に自分の存在を気付かれないようにするためです。
そしてさらに、猫は排泄をした後、自分の尻を舐めるのですが、これも同じように、自分の匂いを消し、獲物からその存在をわからなくするというものです。
けれども、そうしたこととは逆に、猫がその排泄物をそのまま残すという場合もあります。これはその匂いで自己を主張し、縄張り意識を高めるためです。いわばマーキング行為と呼ばれるようなものです。
一方その反対に、自分より序列の上の猫に対しては、刺激しないように遠慮しなければなりません。ですから、排泄物の匂いを消して、自らの存在も打ち消すようにするのです。
また、トイレが汚いと、猫は少しもそれを利用しなくなります。というのも、猫はきれい好きで、汚いトイレは避けて、排泄行為を別のところでしてしまうからです。
このようにトイレが不潔な場合、猫は家のそれを利用しなくなります。ですから、トイレを清潔に保っておくためにも、排泄用の猫砂などは常に取り替えるようにしておきたいものです。
そしてまた、その場所が寒かったり、何かの匂いや、音がしたりしていると、猫は落ち着けず、そのトイレを敬遠するようになってしまいます。また、人目に触れたり、人が頻繁に行き来するようなところも避けるような傾向があります。
そして、猫の排泄用の砂としては、様々な種類のものが出ています。けれども、ほぼそのどれもが十分な消臭効果があり、その固まり具合もよく、使いやすいものとなっています。
まず木の砂ですが、これは軽くて、可燃ごみとして扱うこともでき、大変使いやすいものです。けれども、その半面、固まりがあまりよくなく、高価なものが多いという特徴があります。
続いて鉱物系の砂がありますが、これは重さがあるものの、扱いやすいという利点はあります。けれどもまた、不燃ごみとして分類されてしまいますので、そこは注意したいところです。
それから、紙の砂は軽くて扱いやすいのですが、その半面、飛び散りやすく、また排泄物の匂いも散って、広がってしまうということがあります。けれども、可燃ごみとして出せますし、トイレにも簡単に流せて便利です。
さらにまた、おからの砂などというのもあります。もし猫がそれを食べてしまっても、食べ物ですので、少しも心配はいりません。もっとも、あたりにはおからの匂いがしてしまいます。ですから、その点が人によってはなじめないかもしれません。