2009年04月01日
普通のラーメンとはかけ離れている食べ物もたくさんあるのです
いわゆる「ラーメン」は中国で生まれたわが国の麺料理で、日本では広く親しまれてたくさん食べられています。
中華そばとか支那そばなどの別名でも呼ばれているラーメンは、日本以外の地域でもきわめて知名度の高い日本食です。
ふつうカタカナで「ラーメン」と書くのですが、漢字で「拉麺」「柳麺」などと書くことがあります。
また、ラーメンはほとんど制約なしに発展した料理であるため、多様なバリエーションが存在します。
ですから、もし商品の名前に「ラーメン」と付いていても、スープ入りの普通のラーメンとはかなり違う食べ物も多いのです。
通常のラーメンとはかなりかけ離れた食べ物も結構たくさんあったりしますから、「ラーメン類」もいろいろです。
さて、各国のよく似た他の麺類とラーメンとが大きく異なるのは、「麺以上に汁を重んじる」という点だと思います。
そうした点がそのラーメンの「地域性」といえるくらいにまで、ラーメンは、汁に使われているタレの種類や出汁の種類が重視されているのです。
「タレ」の種類での分類では、醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンに分けられます。
こってり系の豚骨ベースのものから、あっさり系の鶏がら・野菜をベースのものまで幅広くある、醤油味スープのラーメンが「醤油ラーメン」といわれるものなのです。
他の味と比較してスープ材料の味がストレートに出る「塩ラーメン」は塩によって味付けされたスープのラーメンですが、こってりしたものが多いという特徴があるのが「味噌ラーメン」で、味噌によって味付けされたスープのラーメンです。
札幌で昭和30年代に誕生した比較的新しいラーメンが「味噌ラーメン」なのですが、最もオーソドックスな味は「醤油ラーメン」で、これが本州では中心です。