2009年07月07日
猫好きなら、家で飼いたいと思うのは当然です。けれども・・・
家で猫を飼ってみたいと思っても、猫の爪とぎのことを考えると二の足を踏んでしまう人もいるのではないでしょうか。それを放っておくと、家じゅうがぼろぼろにされてしまう恐れもあるからです。
しかし、猫が爪とぎを止めるということはその習性からして、決してありえません。ですので、爪とぎをやめさせるのではなく、いかにそれをうまくやらせていくかという対策を考えていかなければならないのです。
そのひとつのものとして例えば、猫に専用の爪とぎ器を使わせてやるということがあります。おもに段ボールや、麻布などでできている市販のものもあるので、そうしたものを利用するとよいでしょう。
しかし、せっかくそうしたものを与えてやっても、猫がそれを利用するとは限りません。そして、そうさせるためにはその設置場所や、高さなどを、その猫の好みに合わせていくことが大事です。
それを置く場所としては、部屋の片隅よりも、むしろ目立つところ、猫の主な通り道などで、猫にとってはマーキング的な意味を持つ、自分の存在感を示せるような場所が良いでしょう。
また、猫の好みによって、その爪とぎ器を設置する高さも調整する必要があります。それというのも、上体を起こして爪とぎを行いたがるタイプもいれば、地面を掻くように水平な姿勢でそれをしたがるようなタイプもいるからです。
そしてまた、猫がその爪とぎ器をより利用したがるようにするのもよいでしょう。それには猫の好きな匂いであるマタタビをふりかけたり、染み込ませたりしておくと効果があります。
さらに、二つ目の対策ですが、それは前もって猫の爪とぎによって傷つけられそうな家の中をすべすべしたもので覆ってしまうのです。例えば、アルミホイールや、プラスチック板などといったものでです。
そして、三番目の対策になりますが、猫の嫌う匂いを、傷つけられたくない家の場所に塗りつけたり、吹きつけたりするとよいでしょう。具体的には、酢の匂いや、柑橘系の匂いなどを猫は嫌っているようです。
さらに四番目として、普段からの猫に対しての爪きりが挙げられます。また場合によっては、靴下のようなカバーでその足を覆ってしまうということも考えられます。
また五番目としては、猫への厳しい躾というものがあります。これには大きな音や声を立てたり、水鉄砲のようなもので驚かしたりすることで、猫に爪とぎをすべきでない場所を教え込んでたりすることができます。
猫にとっての爪とぎに対しては、以上のようなことがその対策として考えられます。とはいえ、猫にとって不可欠な、決して禁じることのできないものがこの爪とぎです。ですので、そのことを十分知った上で、これらの対策についても実行していかなければならないのです。