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2009年10月16日

京都を歩くと、読み方の分からない地名や通り名によく遭遇します


「地名って、歴史や文化と繋がっているんだ。」京都を訪れる回数が増え、私は次第にそう感じ始めました。

京都の地名や通り名には、読み方の難しいものが数多くあります。その例として、糺の森、深泥池、 椥辻、紫竹などが挙げられます。

京都の地図を見れば見るほど目に付く不思議な地名。その裏に興味深い由来が隠れていることを、私は図書館で手にした本から学びました。

794年に日本の都と定められた京都。当然、宗教も栄えたため、今でも神道や仏教に関する地名が多く残っています。



例を挙げてみましょう。川床で知られる貴船という地名は、日本神話に出てくる玉依姫という神が、黄色い船で川でたどり着き、祠を建てた場所と言われています。

また、感心したのが、京都市北東部にある百万遍の由来。この地名は、元弘元年、都を疫病の脅威が襲った際、空円という知恩寺の僧が、百万遍念仏を行ったことに起源を発します。「ナルホド・・」ですよね。

化野、紫野、鳥辺野、蓮台野・・これらに共通する「野」という字は、京都の地名においてちょっぴり不気味な意味を持ちます。なんと、以前、風葬地だったのです!

京都以外では聞いたことがありませんが、地名における「野」という字が葬送の意味を持っているのです。



「鳥葬」が行われていたから鳥辺野、という地名もあります。東山五条近くにあるこの土地では、かつて人の死体を木に吊るし、それを鳥に喰らわせていたのです。き、気味が悪い・・。

ある土地の情報を調査する際、情報誌だけでなく、その土地の由来を調べることが有効かも。地名とは意外にバカにできない存在なのです。

人と同じように、地名にも歴史があるのです。もっといろいろな地名や通り名の由来を調べてみたいです!

これからは京都に加え、自分の出身地や旅先など、様々な場所で地名を調べてしまいそうです。
















Posted by はまはまちゃんと at 14:38

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