2009年12月22日
女性の美意識は時代や場所によって代わるものですが
女性の美意識は時代や場所によって代わるものですが、現在の日本における美意識をよく現す「アイプチ」という商品があります。
アイプチとは、整形外科などで高いお金を出して処置することなく、簡単で安価に購入できる二重まぶた変身用の美容関連商品です。
ただし、お値段がお手ごろということはそれなりの商品ということで、効果がずっと続くわけではありません。いってみれば簡易的にのりを使って二重を作り出しているというようなものではあります。
アイプチは商品名ですが、現在ではホッチキスなどのように類似商品を含めた一般名詞のように使われている言葉となっており、その普及率の高さをうかがわせます。
アイプチという名前の商品を探すと、オペラというブランドのものが見つかると思います。販売元のイミュが商標権を持っており、アイプチという商品名ではこの会社でのみ販売が許されています。
イミュ株式会社の販売するアイプチは1000円前後と安価ですが、類似商品は成分も価格も販売元により様々で、各社工夫を凝らした展開をしています。
同じアイプチという商品名でも、オペラでは使い方の異なる3種類の商品がラインナップされています。そのうち2つはいわゆるアイプチで、ひとつは接着しないで二重を作るタイプです。
アイプチPとSの使い方は、まずまぶたの二重にしたいライン上にアイプチを塗り、半透明になった頃に整えながらまぶたをくっつけます。
リキッドテープタイプのアイプチは、塗って目を開くだけで二重まぶたの状態になります。もちろん多少のナレや整えは必要ですが、接着することなく二重が作られます。
アイプチは全国の一重の女性に希望をもたらした画期的な商品といえますが、一方でその仕組みから肌のトラブルなどの問題もクローズアップされています。
アイプチは継続利用によって腫れや荒れを引き起こす場合が懸念されていますが、まぶたのたるみや老化を招くと説く媒体も存在します。
とは言え、デメリットの部分をしっかり把握して使用するという前提の中では、アイプチは金銭面でも使用の難易度でも優れたアイテムであると言えるでしょう。