2010年07月22日
外に出ることなく、買い物したものが届く宅配
家に居ながらにして買い物が出来るのは、宅配サービスがあってこそです。とにかく便利なサービスですよね。
宅配と聞いて多くの人が思い起こすのは,クロネコヤマトや佐川急便ではないでしょうか。ネットショッピングを楽しんだ後、品物が届くことを知らせるチャイムの音が心待ちじゃないですか?
ちなみにこの民間宅配業者、登場してから約30年ほど。この短い歴史の中で、ただ単に運ぶことからスキーやゴルフの荷物を宅配したり、生鮮食品の冷蔵・冷凍の配送、またこちらの都合に合わせた期日時間指定、現在では携帯電話から集荷依頼や所在確認までできるようになりました。
とはいえ、宅配便が届いても、忙しい現代人にとっては不在通知を前にため息をつくことも多いのでは? 時間指定をしていても、その数時間の間は家にいなくてはならないのは煩わしい、という贅沢な悩みもあります。
そこで登場した宅配ボックス。今となっては新築マンション或はアパートでも、当たり前に設置されている宅配ボックスですが、登場は1984年。年号が平成に入ってから、かなり認知されてきたようでで、平成7年には郵政省により『宅配ボックス設置協力謝礼金制度』も設けられました。
この宅配ボックスには大きく2種類あります。電源を使用しない鍵式のものと、コストはかかりますが、電源を使用したマイコン制御のものがあります。24時間荷物の受け取りが出来て、プライバシーも守ってくれるボックスと言えます。
また最近ではコンビニやファミレスでも宅配のサービスを始めましたね。と言っても、こちらから荷物を指定場所へ運んでもらうような宅配便、というサービスではないのですが。
それは、たとえば病気など体調を崩して外出できない時、慣れたコンビニからお弁当や飲み物が届けてもらえたり、ファミレスのあたたかい食事を宅配してもらえるサービスのこと。その時、ペットボトルなどの重たい水物も一緒に届けてもらえたら本当に助かりますよね。
大手スーパージャスコでは、午前中店舗で買い物をした商品を、午後には自宅に宅配してくれるサービスもあり、好評のようです。またイトーヨーカ堂でも、お店の人のセレクトした食材をネットで注文し、宅配してもらうというサービスがあるようです。
家に居たままで、宅配業者が自分が選んで買ったものを届けてくれるこのサービス。宅配ボックスさえあったら、宅配時間を気にすることなく時間を自分のためだけに使える気がしますよね。
核家族化が進み、高齢化社会まっしぐらな日本にとって、このような宅配サービスは今後とも必要なものになるのではないでしょうか。
ですが、「この荷物預かっていましたよ」「重たい荷物だから買い物しておこうか?」という、隣近所の付き合いが希薄になっている現実が浮き彫りになります。ですから、せめて当たり前の挨拶から始まる、「言葉」の宅配は自分でやっていきたいものですよね。