2010年08月12日
プディング、スフレなどの「料理人が作る菓子」がスイーツです
スイーツとは、ふつう主食の後に出す果物、菓子、アイスクリームなどのことをいいます。
お菓子のうち、ケーキやプリンなどといった甘いものを一般的に広くさしていうのが「スイーツ」という言葉です。
つまり「スイーツ」は、イギリス英語で甘いデザート・お菓子を意味する「sweet」が語源のカタカナ英語なのです。
当初スイーツという言葉は、子供のお菓子と区別して「大人が味わって食べるお菓子」という意味で使われていて、日本においては、有名店のパティシエによる高級洋菓子などを意味していました。
でも、日本にあるお菓子のメーカーの大多数が、数年前のスイーツ・ブームのときに「スイーツ」に参入し、このとき初めて「スイーツ」という言葉が一般に広がったのです。
そして「お手軽スイーツ」や「和風スイーツ」といった形でスイーツは甘いお菓子全般を意味する言葉となりました。
さて、「スイーツ」の意味で「デザート」という言葉が使われることが多い国々も多くあり、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどです。
一方、イギリス本国やイギリス連邦の諸国においては、「スイーツ」という言葉が広く一般的に使われています。
ただイギリスでは、「スイーツ」という言葉に、いくらか「下層階級、労働者階級のお菓子」という意味が加わることが多いといいます。
多くの方が、普通わが国で「スイーツ」といって思い浮かべるのは、ケーキとかアイスクリームなどだと思います。
これらは通常は「スイーツ」から外され、菓子職人が作る菓子のみを「スイーツ」と呼ぶのがフランス料理なのです。
フランス料理ではスイーツといわれるのは「料理人が作る菓子」であるスフレ、プディング、ババロアなどだけで、両者はまったく別物だと考えるのです。
まだお食い初めの赤ちゃんに、スイーツを食べさせる人がいないですね。(笑)