2011年04月05日
糖分制限というダイエットを、一度は耳にしたことがあるのでは
生活習慣病と呼ばれる病気には、糖尿病や高血圧などが挙げられますが、これらの治療に食餌療法であるダイエットは欠かせません。
新聞や雑誌でよく読まれるのは、高血圧における塩分制限、糖尿病における糖分制限、高脂血症における油分制限といったダイエットではないでしょうか。
特定要素の摂取を控えるということは、病気の予防はもちろん、病状の増悪防止、治療の効率向上にも、大変効果的なダイエットであります。
ダイエットと言えば、これら病気の予防や治療のために行われれる減量食餌療法のみを考えがちですが、種類の数はかなりのものです。
摂取カロリーをその消費量よりも多く保つよう体をコントロール必要のある相撲力士やスポーツ選手は、増量を目的としたダイエットを実行します。
増量ダイエットの分野は幅広く、一般的に運動前に炭水化物豊富な食物を摂取すること、鉄欠乏性貧血で鉄分豊富な食物を摂取することもこの食餌療法に該当します。
日本ではしばしば、ダイエットという言葉を減量のための食餌療法に限定して使うため、減量や痩身そのものを指すことが多くなってきています。
不必要なダイエットに取り組む若者たちが増えたのは、細身のアイドル歌手やモデルへのあこがれによるものであり、子供たちの健康や成長が心配されています。
痩身にあこがれてするのはよいですが、自分の体型にあった必要なダイエットをせず、健康を損なうリスクを背負っては、全く意味がありません。
最近ではメディアを通して身近に医者や専門家が語る食や健康の話を聞く機会が多くなり、これをよく聞くことによって正しいダイエットを実行したいものです。
生活習慣病という言葉がよく聞かれる中、特にこの防止のためにダイエットを決める方も多いと思いますが、これには適度な運動も忘れてはいけません。
食餌をおいしくいただけるようなバランスの取れたダイエットと適度な運動で、心身の健康を保ち人生を楽しむことができればこれに越したことはありません。