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2011年04月15日

自然環境と生態系に調和した形で行われる有機栽培


有機栽培という農法は自然環境と生態系に調和した形で行われ、これによって生産される作物はオーガニックと呼ばれ、最近では健康家、美容家の間で話題の品です。

有機栽培とは、天然有機物を使った昔ながらの農法であり、生産力拡大のために使われてきた一切の化学肥料や化学合成農薬の使用を断った画期的な方法です。

有機栽培の目的は、自然のサイクルに農業のサイクルを合わせようというものであり、従来使用されてきた化学物質の使用をやめ、天然有機物の使用を率先して行っています。

有機栽培の促進が盛んに進められるようになったのは、これまで多用されてきた化学合成農薬による公害や薬害の実態が明らかになり始めたためです。



土質の悪化や土壌生態系の破壊がもたらす土地生産力の低下は、有機栽培よりも多くの生産力を期待して使われた化学肥料が原因といわれています。

人工化学肥料と合成農薬は生産力向上のためには莫大な力を発揮しますが、環境と人体に対しては有害であり今日これを使わずに行う有機栽培が提唱されているわけです。

化学肥料の使用を断つことは生産力の拡大という点から非常に難しいと思われますが、有機栽培では作物の余剰物や動物性肥料を使うことによって新たな進展を期待しています。

そしてまた、有機栽培で取り入れている栽培作物を周期的に替える輪作は、土壌害虫の定着を未然に防ぐために大変効果的であり、これによって化学合成農薬の未使用に努めています。



有機栽培で輪作に焦点を当てているわけは、害虫の生息を抑制するだけではなく、これらが媒体者となってはびこる病原菌の抑制にも役立つからです。

最近の報告により、有機栽培で育てられた農産物は栄養価が高いということが明らかになり、国民をより一層オーガニック食品にひきつける結果となりました。

有機栽培で育てられた小麦やトマトに見られた栄養素の栄養価上昇率は20〜40%に上り、そのほかにも多くの抗酸化物質とごくわずかな脂質を含むという結果が出されました。

化学肥料や農薬の使用による薬害の回避、そして栄養価の高い農作物の摂取を可能にした有機栽培はこれからますます発展してゆくことでしょう。
















Posted by はまはまちゃんと at 21:51

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