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2011年06月23日

作るのが難しいだけでなく、とても面倒な手間がかかる1


「本当にうまく作れるのか心配だ」という心配は、無農薬野菜の栽培を考えている農家に共通してよくあることです。

農家で無農薬野菜栽培を行っているのはごく少数であり、作るのがとても難しく、面倒なやり方であるため、多くは敬遠されています。

チェックをこまめに野菜の葉の裏までして、全て手作業で虫や卵を駆除しなければならず、地道な作業を繰り返して無農薬野菜栽培はうまくいくことになります。

無農薬野菜の場合は、できるだけ虫が発生しないように、そして無駄に養分を吸い取られないように雑草をこまめに抜いたりする等、農薬を使えば一瞬で終わってしまう作業を時間をかけてコツコツと行います。



こうした作業はとても手間がかかりますから、農薬等を使用する場合に比べて無農薬野菜はやはり収穫量も少なくなります。

異常気象による害虫の大量発生などによって、無農薬野菜は一晩で苗がダメになってしまうことがありますから、なかなか大変です。

野菜栽培のときに農薬や化学肥料を使うということも、安い値段で安定的に野菜を提供しようとすれば必要であり、無農薬野菜以外はすべて「悪」だとかたくなに決めてしまうは違います。

効率よく少ない人数で作業し、かつ虫の被害等の危険も低く抑えるためには、無農薬野菜でなく、農薬や化学肥料を使う野菜栽培もきわめて重要だといえるのです。



無農薬野菜では肥料や水分を計算して使用しにくいので、敢えて農薬や化学肥料を使用して野菜を栽培する選択をすることもあるのです。

それぞれの農家が美味しさの追求や農業経営の観点から、それぞれの信念に基づいて選択したことですから、無農薬野菜の是非を問うことはナンセンスです。

生産方法が違うという点は、一般企業で経営方針や商品政策が違うのと同じであって、無農薬野菜を作るかどうかについてもそういうとらえ方をすべきです。

無農薬野菜は、様々な生産方法がある中で「農薬と化学肥料を使わない」という生産方法を農家が方向性を選択したというだけのことなのです。
















Posted by はまはまちゃんと at 07:46

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