2011年07月08日
年に一回の健康診断で病気が見つかる場合もあります
うつ病ってよく耳にする病名ですが、どんな症状が詳しく知っていますか?うつ病は特別な病気ではありません。サラリーマンや主婦、誰もが罹る可能性のある身近な病気です。
自分の知らないうちに病気が進行して、身体を蝕んでいるなんてことも時にはありますが、年に一回の健康診断で、病気を早めに発見することができます。
しかし、定期的な健康診断を受けていても、心の病である「うつ病」を発見するのは難しいと思います。自分は精神的に強いから、うつ病とは無関係だと思っていませんか?
ラッキーなことに「うつ病」と判断された人がいるとします。その人は「何故自分がうつ病になってしまったのか。」疑問に思うでしょう。でも、その理由ははっきりとわからないのが現状です。
うつ病は薬で治る病気なのですが、時間がかかります。何故時間がかかるのか、それはうつ病になってしまった原因がわからないからです。もしそれが判明したら、うつ病の治療も容易になってくるのではないかと思います。
うつ病にならないために、「ストレスを溜めない」「スポーツで汗を流す」「気分転換をする」など、いくつか言われていることがありますが、現代社会に生きる人たちが「ストレスを溜めない」ようにするのは難しいです。
うつ病って、単に気分が落ち込むだけの精神的な病気を思い込んでいる人が多いのですが、実際はそうではないので、うつ病の人は辛い思いをしています。うつ病は精神だけでなく肉体にも影響があるのです。
仕事をするのが困難になるくらいひどい、吐き気やめまい、胃痛などの症状が出る人も多く、その原因がうつ病だとわかるまでは、病院へ行っても症状が改善されないので、あちこちの病院を渡り歩く人もいるのです。
吐き気や胃の痛みで「あなたはうつ病ですね」と診断されることは滅多にありません。胃薬をもらうだけならいいけれど、中には内視鏡検査まで受けることになった人もいるのです。
あちこちの病院を受診しても、具合が良くならなければ、「心療内科」や「精神科」を受診してみてください。精神科と聞くだけで拒否反応を起こす人もいますが、普通の患者さんの方が多いくらいです。
精神だけでなく肉体の不調が出てくるのは、うつ病の人の脳内のバランスが取れなくなっているからです。その状態を正常にしてくれる薬があり、それを処方してもらえます。
うつ病は決して恥ずかしい病気ではありません。誰だっていつなってしまうか分からない病気なのです。そして、治る病気であると言う事を理解して欲しいと思います。